fantasista 3 ー永遠にー
柊は切なげに笑い、あたしの身体に手を回す。
そして、そっと告げる。
「いなくならねぇよ。
俺はみどりと幸せになる資格がなくても、みどりから離れねぇ。
自分の罪を背負って苦しみながら、みどりと幸せになってやる」
唇を重ねた。
甘くて切ない口付けを交わす。
心の奥まで溶かされてしまいそうだ。
「毎回みどりに触れるとすげぇ緊張する」
柊は恥ずかしそうに言う。
そんな柊に言ってしまった。
「あたしは柊に抱かれて、正直意外だった。
だって柊は、慣れてる感じが全然しなかったから」