fantasista 3 ー永遠にー
再び唇を重ねた。
そのまま柊は、あたしをお姫様抱っこしてくれる。
軽々あたしを持ち上げる柊に、胸のドキドキが隠せない。
柊は花びらの散らばったベッドに、そっとあたしを下ろす。
そして、熱っぽい瞳で見つめる。
すごく綺麗な顔だけでも反則なのに、逞しい上半身。
柊を見るだけで胸がきゅんきゅんとうるさい。
「すげぇ好きだ、みどり……」
柊はあたしだけに聞かせる甘ったるい声でそう言って、また唇を重ねた。