fantasista 3 ー永遠にー
もう、周りはパニックを起こして、人だかりが出来ていた。
そして、司会者が柊に何か話しかけている。
あたしは何を言ってるのかさっぱりだったが……
「アイム サッカープレイヤー」
柊はマイクに向かってそう告げた。
めちゃくちゃ日本語英語だったから、もっと英語の勉強をしなきゃと思ってしまう。
柊が海外移籍を考えているなら、一緒に英会話にでも通おうかなと思った。
だけど、柊の言葉に周りが騒然とする。
そして、そんな大混乱のなか……
柊が蹴ったボールはまっすぐに飛び……最後の一枚の真ん中に当たる。
見事なプレーだった。
見惚れてしまった。
そして、この勝負柊の勝ちだ!