fantasista 3 ー永遠にー
柊はみんなに話しかけられながら、ドヤ顔であたしのもとに戻ってくる。
途中、
「戸崎選手ー!!すごかったですー!」
なんて声援に応えながら。
だけど可愛い女の子たちにベタベタしないし、さらっと受け応えするから見ていて安心する。
そして、まっすぐにあたしのもとに戻って来てくれる。
「柊!すごいじゃん!!」
思わず興奮気味になるあたしに、
「だろ?お前がいてくれるからだ」
柊は顔をくしゃっとして、あたしの頭を撫でる。
それだけで、もう身体がふにゃふにゃだ。