fantasista 3 ー永遠にー
そんな柊に、竹中君は言った。
「ごめん、戸崎……」
柊は振り返って竹中君を見る。
そして、いたずらそうに言う。
「お前のことは一生許さねぇ!!
……でも、俺もごめんな」
柊はすごいと思う。
あたしはあんな風に、さらっと言えないと思う。
いまだに柊の過去をひがんでいる、醜い女だ。
だけど、柊に見合ういい女にならなきゃと思う。
柊の手をぎゅっと握り身を寄せた。
柊が大好きだ。
こうやって二人で幸せになれて、本当に嬉しい。