fantasista 3 ー永遠にー
ため息をついて、あたしは言った。
「そのうち出来るよ。
それに、今はまだ柊と二人でいいよ」
柊はあたしをじっと見る。
「だって……こうやって柊と仲良く出来るじゃん」
「みどり……お前、マジで可愛い……」
柊は琥太郎君がいるのに、もうその気満々だ。
そしてあたしも、柊を思えば身体が熱くなる。
それなのに……
「うぜぇ、てめぇら!」
琥太郎君はお怒りだ。
そして、急に五線譜ノートを取り出して、何やら書き殴っている。