fantasista 3 ー永遠にー
ちょ、ちょっと待って琥太郎君。
この前まで、相手いないって言ってたよね。
そして、あたしたちのこと散々羨んで、下品なことばかり言っていたよね。
そんな琥太郎君がけっ、結婚!?
「琥太郎、相手いたのかよ」
柊があたしの言葉を代弁してくれる。
「お前の服装についていける相手が……」
申し訳ないけど、あたしもその通りだと思う。
琥太郎君は医者だし顔もかっこいい。
だけど、その服のせいで全てが駄目になってしまうのだ。
あたしは柊の言葉で琥太郎君の服を見て、そしてまた大笑いする。
そんなあたしに、柊が
「おい、笑うな!」
なんて大笑いしながら言うけど……やっぱり、柊の言う通り琥太郎君が悪いのかもしれない。
琥太郎君の服を見て、笑わない人なんていないだろう。