fantasista 3 ー永遠にー
そんな凪、また爆弾をおとすのだ。
「ねえ柊さん、コンパ行こー!!」
「は?」
俺は眉間に皺を寄せて凪を見る。
こいつまた、何を言い始めるんだ?
「行くわけねぇよ。
俺、既婚者だ」
既婚者と言いながら、みどりを思い出してにやついてしまう。
みどり、この前の試合も観に来てくれたよな。
琥太郎といたな。
琥太郎の服が光っていて、超目立ってたし。
俺は笑いそうなのを必死で我慢して試合に出ていた。
みどりにかっこいいところを見せなきゃと思いながら。
むしろ、みどりがいると思うと俄然やる気が出た。