陛下、たとえあなたに「ぼくらの間に愛などない」と宣言されたとしても、事故死する運命を避けることが出来なくても、私はあなたを愛し続けたいのです
 恐々かじってから噛んでみた。

 なんとなく美味しい?

 それから、ごっくんと飲み込んだ。

「フユッ!」

 その瞬間、茂みからだれかが飛び出してきた。と認識したときには、体中の感覚がなくなった。

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