陛下、たとえあなたに「ぼくらの間に愛などない」と宣言されたとしても、事故死する運命を避けることが出来なくても、私はあなたを愛し続けたいのです
 そうして、起き上がっていつもと同じ朝のルーティーンをこなした。

 だけど、それは夢ではなかった。

 それに気がついたのは、よりにもよって夢とまったく同じことが起こったときだった。
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