最高のパートナー
少しとはいえ、出血は無視できるものでありません。私はハンカチで、涙をふき湿らす事で消毒します。
体温確保、血の循環を良くする事……後は、私にできる事は止血……?
医学に関して初心者な私はとりあえず、ポーチにあったバンドエードを止血道具として使います。
どんな些細な事にだって危険はツキモのです。だから、私がしている行為――誰だって思い付き実行できる事でさえ私は慎重にしていきました。
周りの環境に反するかのように、額には、手には汗が滲みます。
「救急車……!」
私はようやく、最後の段階に向かいます。本当はきっと、救急車を呼ぶ事を一番にしなければならなかったのに、私は自分の心の弱さのせいで、それを行えずにいました。
今だからはっきりいいます。
テレビや本の世界とは違い、110の番号が本当に必要な時は、まず、それを最終手段に考えてしまうのです。
それが私だけかどうかはわかりませんが、とにかく、この時は、もう頭がパニック過ぎて何が何だかという状態です。
電話はすぐに繋がりました。救急か消防かを問われ、私は震える声で答えます。
状況を聞かれました。
私はかみかみで、答えはしましたが、おそらく伝わってはいなかったでしょう。
体温確保、血の循環を良くする事……後は、私にできる事は止血……?
医学に関して初心者な私はとりあえず、ポーチにあったバンドエードを止血道具として使います。
どんな些細な事にだって危険はツキモのです。だから、私がしている行為――誰だって思い付き実行できる事でさえ私は慎重にしていきました。
周りの環境に反するかのように、額には、手には汗が滲みます。
「救急車……!」
私はようやく、最後の段階に向かいます。本当はきっと、救急車を呼ぶ事を一番にしなければならなかったのに、私は自分の心の弱さのせいで、それを行えずにいました。
今だからはっきりいいます。
テレビや本の世界とは違い、110の番号が本当に必要な時は、まず、それを最終手段に考えてしまうのです。
それが私だけかどうかはわかりませんが、とにかく、この時は、もう頭がパニック過ぎて何が何だかという状態です。
電話はすぐに繋がりました。救急か消防かを問われ、私は震える声で答えます。
状況を聞かれました。
私はかみかみで、答えはしましたが、おそらく伝わってはいなかったでしょう。