王子は香水姫を逃さない
「アーサー王子様。私が近衛隊長ピアースです。明日から我が近衛にお迎えできること、誠に光栄です。」
アーサーもピアースに向かい敬礼した。
「こちらこそ、ピアース殿に色々教えてもらいたい。よろしくお願いします。」
ピアースはアーサーを見て微笑んでみせた。
見た目はごついが、笑顔は柔らかい。
「王様、皇太子様が近々城下へ視察に出る予定です。午後からになりますが、宜しければアーサー様も一緒にどうかと皇太子様が仰せです。」
「それは良い。我が国を知るにはなによりだ。案内を皇太子にさせるとよい。」
「ありがとうございます。是非、皇太子によろしくお伝えください。」
2週間が経った。
前掛けをし、長い黒髪を2つに結んだロゼリアは、せっせと商品や花を店先に並べていた。
「サラ、こんな感じでいいですか?」
「花屋だけど、こんなにいろんなものを売ることになるとは。嬉しいねぇ。美人が店番してると評判だよ。男性客も増えてきたしね。」
アーサーもピアースに向かい敬礼した。
「こちらこそ、ピアース殿に色々教えてもらいたい。よろしくお願いします。」
ピアースはアーサーを見て微笑んでみせた。
見た目はごついが、笑顔は柔らかい。
「王様、皇太子様が近々城下へ視察に出る予定です。午後からになりますが、宜しければアーサー様も一緒にどうかと皇太子様が仰せです。」
「それは良い。我が国を知るにはなによりだ。案内を皇太子にさせるとよい。」
「ありがとうございます。是非、皇太子によろしくお伝えください。」
2週間が経った。
前掛けをし、長い黒髪を2つに結んだロゼリアは、せっせと商品や花を店先に並べていた。
「サラ、こんな感じでいいですか?」
「花屋だけど、こんなにいろんなものを売ることになるとは。嬉しいねぇ。美人が店番してると評判だよ。男性客も増えてきたしね。」