運命の相手は、大嫌いなアイツ!?
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数日後の朝。
私は洗面所の鏡の前にいた。
今日は気分転換に、髪を結んでみようかな。
そう思った私は髪全体をゆるく巻いて、ヘアゴムでひとつに結んだ。
ゴムの上から紺色の髪飾りをつけて、完成。
私が前髪を整えていると、ちょうどそこへ櫂がやって来た。
「おはよう、櫂」
私は、櫂に挨拶をする。
「ああ。おはよ、まあ……や」
櫂は、私を見てかすかに瞳を大きくさせる。
どうしたんだろう。
櫂にじっと見つめられて、私は首を傾げる。
もしかしてまた、変だとか似合っていないとか言われる?