運命の相手は、大嫌いなアイツ!?
パートナー解消……?
「何それ」
ねぇ、どうしてそうなるの?
別にそんなつもりで、私は櫂に不満を言ったわけじゃないのに。
私は、唇をきつく噛み締める。
「もういい……っ」
それだけ言うと、私はロフトの上の個人スペースへと向かった。
───学園長に申請すれば、パートナーを解消することができるってことは知っていたけれど。
まさか、櫂に『パートナー解消するか?』って言われるとは思っていなかった。
「……っく」
櫂の『パートナー解消』って言葉が、さっきからずっと頭から離れてくれない。
目からは涙が溢れ、頬をつたっていく。
ねぇ。櫂に『パートナー解消』って言われて私、どうしてこんなにもショックを受けてるの?
どうしてこんなにも、次から次へと涙が溢れ出てくるの?
分からない、分からないよ……。
「ぐすっ」
そのまま私は布団に入ったけれど、この日は一睡もできなかった──。