運命の相手は、大嫌いなアイツ!?
それから私は、櫂に支えられながら保健室まで連れて行ってもらった。
保健室で熱を測ると、38.2度だった。
やっぱり熱があったんだ。
保健室のベッドで少し休ませてもらったあと、私は学校を早退させてもらうことに。
養護教諭の先生が、車で寮まで送ってくれた。
「櫻井さん。無理せず、今日はゆっくり休んで。お大事にね」
「はい。ありがとうございました」
私はフラフラする中、パジャマに着替える。
「けほっ」
今は一刻も早く横になりたい。
意識が朦朧とする中、風邪薬だけとりあえず飲むと、私はロフトに布団を敷いて横になる。
早く、熱が下がってくれると良いな。