運命の相手は、大嫌いなアイツ!?


「んー。そうだなぁ……やっぱり美人で、俺と同じくらい勉強ができる奴かなぁ」


うっ。櫂の言葉が、刃のように胸にグサリと刺さった。


私は美人でもないし、偏差値の高いこの学園にもギリギリで合格できたから。

櫂にそんなふうに言われたら、なんかショックかも……って、どうしてこんなこと思ってんの私。


「それなのに、俺のパートナーと来たら……」


櫂が突然、私のほうをチラリと見る。


「なっ、何よ?」


櫂にじっと見られて、変にドキドキしてしまう。


「ちょっと櫂、そんなにじっと見て。私に文句でもあるわけ……?」


私がそう言うと、櫂がこちらへとやって来る。


そして櫂は、私の目の前に立った。


なっ、何!?


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