離婚予定の契約妻ですが、クールな御曹司に溺愛されて極甘懐妊しました
しかし夫妻は真紀を捨てた自分を仇のように憎んでおり、純玲にも会わせてももらえず、小野寺の家から追い出された。
雄一郎は当然の報いだし、時間を掛けて説得していくしかないと思っていた。
小野寺家を後にした雄一郎は近くの公園のベンチに腰をおろし、小さな噴水をぼんやり見ながら神崎の迎えを待っていた。
すると視線の先に女の子が鉄棒にぶら下がって遊んでいるのが見えた。
その顔を見て雄一郎の胸はドクンと鳴った。
真紀とそっくりな顔をしていたのだ。
あの子は真紀の、そして自分の子供だと確信した。
きっと自分と鉢合わせしないように外で遊んでいるように言われたのだろう。
少し離れたところで家政婦が立っていた。
愛した女性の面影を見つけようと必死にその子の姿を追っていると、こちらに気付いたのか、その子がじっとこちらの顔を見た後、テクテクと走ってきた。
目の前に立つと、可愛らしいピンクのポシェットからシールを出し一枚剥がすと差し出してきた。
「だいじょうぶ?……これあげる。シールお胸に貼ったら、元気になるってママがいってたよ」
それはかわいらしいマーガレットの花のシールだった。
雄一郎は当然の報いだし、時間を掛けて説得していくしかないと思っていた。
小野寺家を後にした雄一郎は近くの公園のベンチに腰をおろし、小さな噴水をぼんやり見ながら神崎の迎えを待っていた。
すると視線の先に女の子が鉄棒にぶら下がって遊んでいるのが見えた。
その顔を見て雄一郎の胸はドクンと鳴った。
真紀とそっくりな顔をしていたのだ。
あの子は真紀の、そして自分の子供だと確信した。
きっと自分と鉢合わせしないように外で遊んでいるように言われたのだろう。
少し離れたところで家政婦が立っていた。
愛した女性の面影を見つけようと必死にその子の姿を追っていると、こちらに気付いたのか、その子がじっとこちらの顔を見た後、テクテクと走ってきた。
目の前に立つと、可愛らしいピンクのポシェットからシールを出し一枚剥がすと差し出してきた。
「だいじょうぶ?……これあげる。シールお胸に貼ったら、元気になるってママがいってたよ」
それはかわいらしいマーガレットの花のシールだった。