素直になれないお姫様の初めてのベッド事情
「え?それって……」
「……ちゃんと、お泊まりセット持ってきたのに……下着だって……ひっく」
どれだけ素直に言えたのか分からない。
ただ、千歳が、私を見ながら、嬉しそうに笑う顔にほっとして、止まっていたはずの涙が、また溢れ落ちていく。
「きゃっ……」
その時、視界が急に高くなって、千歳の部屋の天井が見えた。一瞬思考が停止して、すこし遅れて、千歳にお姫様抱っこされていることに気づく。
「ばかっ、離してよ、下ろしてっ」
「やだ。誘ってきたの実花子だからね」
千歳は、そのまま寝室のダブルベッドの上に私をそっと下ろした。そして、そのまま、重ねられた唇は、すぐに深くなっていく。
「ンッ……ち……とせ」
「好きだよ。実花子が誰よりも」
そのまま千歳は、首筋に唇を這わせながら、私の着ていたベージュのセーターを、捲り上げ、一瞬動きを止めた。
千歳の視線が、胸元から私の瞳に合わせられる。千歳の頬が、少し赤いのは気のせいだろうか。
「千歳?」
「……悪いけど、我慢の限界。もう嫌だっていっても抱くから」
「待っ……ンンッ」
「おしゃべり終わり。甘い声だけ聞かせてよ」
「……ちゃんと、お泊まりセット持ってきたのに……下着だって……ひっく」
どれだけ素直に言えたのか分からない。
ただ、千歳が、私を見ながら、嬉しそうに笑う顔にほっとして、止まっていたはずの涙が、また溢れ落ちていく。
「きゃっ……」
その時、視界が急に高くなって、千歳の部屋の天井が見えた。一瞬思考が停止して、すこし遅れて、千歳にお姫様抱っこされていることに気づく。
「ばかっ、離してよ、下ろしてっ」
「やだ。誘ってきたの実花子だからね」
千歳は、そのまま寝室のダブルベッドの上に私をそっと下ろした。そして、そのまま、重ねられた唇は、すぐに深くなっていく。
「ンッ……ち……とせ」
「好きだよ。実花子が誰よりも」
そのまま千歳は、首筋に唇を這わせながら、私の着ていたベージュのセーターを、捲り上げ、一瞬動きを止めた。
千歳の視線が、胸元から私の瞳に合わせられる。千歳の頬が、少し赤いのは気のせいだろうか。
「千歳?」
「……悪いけど、我慢の限界。もう嫌だっていっても抱くから」
「待っ……ンンッ」
「おしゃべり終わり。甘い声だけ聞かせてよ」