俺様ドクターは果てなき激愛で契約妻を捕らえて離さない

「どういうわけか俺は、お前のちょっとした仕草と言葉に弱い。さっきみたいに泣きそうな顔でしゅんとした態度を取られると全力で守ってやりたくなる」

そう言った彼の唇が私のおでこにちゅっと音をたてて触れて離れた。

「そういう意味でお前は俺の心を惹きつける力がある。危険すぎるくらいに魅力的だ」

早瀬先生は私の体を離すと「まぁ、俺限定の魅力だけどな」と笑いながら私の頭をポンポンと撫でた。


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