俺様ドクターは果てなき激愛で契約妻を捕らえて離さない
「んっ……あ、幸也、さん……」
切なそうに俺の名前を呼ぶ芙美の蕩け切った表情が可愛くて加減がきかなくなりそうだ。いや、もうとっくにそんなものはできていない。
「芙美」
動きを早めて一気に畳みかけると、芙美がひと際甘く大きな声を出して体を仰け反らせた。それを見届けたあとで俺も自身の欲を彼女の中に放つ。
「……芙美?」
彼女の顔を確認すると、その目はしっかりと閉じられている。どうやら達した瞬間に気を失ってしまったらしい。
芙美の中から自身のものを引き抜き、隣にゴロンと寝転んだ。すやすやと眠る彼女の寝顔を見つめていれば自然と頬が緩くなる。
芙美の体を引き寄せて自身の腕の中にすっぽりと収めると、彼女の温もりが心地よくて、いつの間にか瞼が落ちていた。