切れない縁
「やっぱりゴメン。俺、帰るわ」

「はい。」

「じゃあ、水曜日の夜19時半にまたこの喫茶店で
会って、返事を聞かせて欲しい。」

「はい。わかりました。」

「じゃあね。気をつけて」

「井上さんも気をつけて。コーヒーご馳走さまでした。」

「うん。じゃあね」と手を振って駅の構内に入って行った。

私も寮に向かい歩きだす。
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