切れない縁
「健一郎。大事な話しなんだけど…」
「うん。」
「お母さんね今日家を出てきたの。
そしてお義父さんとお義母さんに隆二さんと離婚したいって言って離婚届を渡したの。」
「は?離婚!どういう事?」
「うん。未成年の健一郎に言うのはどうかと思うけど、ゴメンね。
隆二さんは他の女性とお付き合いしててね…
だから隆二さんと一緒に暮らすのはもう…
お母さんの方が限界になっちゃってね…
それであの家を出て、これからは1人で暮らそうと思う」
「え、ちょっと待って…。父さんの相手は若い女なの?」
「ううん。お父さんと同期の女性。」
「いつからだよ。」
「お母さんが気づいたのは1年前くらいかな」
「……父さんは母さんにバレてるなんて思ってないんだろ?」
「たぶんねぇ。今日も福岡に出張とか言って2人で草津温泉に泊まってるはず…」
「……母さんはこれからどうするの?」
「まぁ健一郎に迷惑かけないように1人で頑張るつもりかな」
「札幌で?」
「違う。少し落ち着いたら連絡するけど、みんなには詳しい住所とか教えたくないんだ。
離婚届が受理されないとお母さんも手続きとかできないし…」
「離婚届を爺ちゃんに預けたって言ってたけど、俺はどうすれば良いの?
そしてその離婚届はいつ役所に出すの?」
「健一郎はそのまま隆二さんの戸籍に入ってた方が大学の学費とか生活費の事があるし…
お母さんは出せないから…ゴメンね。
離婚届はね…
隆二さんは嘘の出張から月曜日に帰って来るって言ってたから、お義父さんがサインさせて役所に提出してくれる事になった。」
「ああ、金かぁ。……わかった。心配だからメールや電話のやり取りはしようよ。拒否しないでよ。」
「うん。そんな事はしないよ。
健一郎や家族みんなには悪いけどお母さんは隆二さんと離婚するから」
「うん。わかった。俺は母さんが苦しんでたのに気が付かなくてゴメン。」
「ううん。もう大丈夫よ。気持ちも整理ついてるしね。
今日は一晩お世話になりますのでヨロシクね」
「うん。じゃあ風呂入るか!母さん、明日の電車は何時?」
「帯広駅発9:50だったかな?」
「明日駅まで送るわ」
「ありがとう健一郎。」
私は、健一郎に離婚の話しを直接できたのはいいのだが、隆二さんの浮気の話しをしちゃったから健一郎の受けたショックが心配になった。
「うん。」
「お母さんね今日家を出てきたの。
そしてお義父さんとお義母さんに隆二さんと離婚したいって言って離婚届を渡したの。」
「は?離婚!どういう事?」
「うん。未成年の健一郎に言うのはどうかと思うけど、ゴメンね。
隆二さんは他の女性とお付き合いしててね…
だから隆二さんと一緒に暮らすのはもう…
お母さんの方が限界になっちゃってね…
それであの家を出て、これからは1人で暮らそうと思う」
「え、ちょっと待って…。父さんの相手は若い女なの?」
「ううん。お父さんと同期の女性。」
「いつからだよ。」
「お母さんが気づいたのは1年前くらいかな」
「……父さんは母さんにバレてるなんて思ってないんだろ?」
「たぶんねぇ。今日も福岡に出張とか言って2人で草津温泉に泊まってるはず…」
「……母さんはこれからどうするの?」
「まぁ健一郎に迷惑かけないように1人で頑張るつもりかな」
「札幌で?」
「違う。少し落ち着いたら連絡するけど、みんなには詳しい住所とか教えたくないんだ。
離婚届が受理されないとお母さんも手続きとかできないし…」
「離婚届を爺ちゃんに預けたって言ってたけど、俺はどうすれば良いの?
そしてその離婚届はいつ役所に出すの?」
「健一郎はそのまま隆二さんの戸籍に入ってた方が大学の学費とか生活費の事があるし…
お母さんは出せないから…ゴメンね。
離婚届はね…
隆二さんは嘘の出張から月曜日に帰って来るって言ってたから、お義父さんがサインさせて役所に提出してくれる事になった。」
「ああ、金かぁ。……わかった。心配だからメールや電話のやり取りはしようよ。拒否しないでよ。」
「うん。そんな事はしないよ。
健一郎や家族みんなには悪いけどお母さんは隆二さんと離婚するから」
「うん。わかった。俺は母さんが苦しんでたのに気が付かなくてゴメン。」
「ううん。もう大丈夫よ。気持ちも整理ついてるしね。
今日は一晩お世話になりますのでヨロシクね」
「うん。じゃあ風呂入るか!母さん、明日の電車は何時?」
「帯広駅発9:50だったかな?」
「明日駅まで送るわ」
「ありがとう健一郎。」
私は、健一郎に離婚の話しを直接できたのはいいのだが、隆二さんの浮気の話しをしちゃったから健一郎の受けたショックが心配になった。