切れない縁
6月1日 隆二さんの七回忌法要***
家族全員でお寺で法要を済ませ、近くの割烹で会食をした。
私は実家のお兄ちゃんに頼んで小切手を切ってもらった。
会食中だったが
「あの、お義兄さん、明日香さん。」
「うん?何?美波ちゃん」
「あのですね〜。今年健一郎も卒業して就職もしました。
今までたくさんお義兄さんと明日香さんにお世話になりありがとうございました。
我が家のリフォームをした住宅ローンも生命保険がついていたローンで、隆二さんが亡くなって返済がなくなったのもしらずにいました。
本当に、ボ〜ッとしてて…すみません。
コレはあの時お借りしたお金です!
それと隆二さんが亡くなった時の弁護士費用です。
受け取って下さい。お願いします!」
「はぁ〜!そんなの貰えないって美波ちゃん」
私は昨日、お義父さんとお義母さんに話しをしていたので2人を見るとお義父さんが
「浩一。美波さんはあの時、離婚するつもりで家を出たのに隆二が急に亡くなっただろ?
やっと落ち着いていろいろ考えるようになったんだって。
美波ちゃんからお前達夫婦への感謝の気持ちらしいぞ」
「え〜、明日香どうすれば良いんだ?」
「美波さんの気持ちをありがたくいただくのが一番美波さんが喜ぶと思うけど?」
「本当にいいの?ケン!いいのか?」
「え?オレ?俺は社会人になったから自分の稼いだ金を貯めるし〜親の金なんか当てにしてないから大丈夫!
おじさん、おばさん。長い間本当にお世話なりました。ありがとうございました。」
涙ぐみながら浩一お義兄さんは
「じゃあ、美波ちゃん。ありがたく頂戴致します。ありがとう。」
とお義兄さんと明日香さんは頭を下げた。
「良かった〜!こちらこそありがとうございました!これからも末永くよろしくお願いしますね」
「うん。」とお義兄さんは頷いた。
家族で助け合うって、当たり前だけど思いやりと感謝の心があれば通じ合えると思えた。
私も少しは大人になれたのかなぁ〜ハハ。
こうして家族が仲良く暮らせるありがたさと
幸せを感じて私は生きている。
番外編 完
家族全員でお寺で法要を済ませ、近くの割烹で会食をした。
私は実家のお兄ちゃんに頼んで小切手を切ってもらった。
会食中だったが
「あの、お義兄さん、明日香さん。」
「うん?何?美波ちゃん」
「あのですね〜。今年健一郎も卒業して就職もしました。
今までたくさんお義兄さんと明日香さんにお世話になりありがとうございました。
我が家のリフォームをした住宅ローンも生命保険がついていたローンで、隆二さんが亡くなって返済がなくなったのもしらずにいました。
本当に、ボ〜ッとしてて…すみません。
コレはあの時お借りしたお金です!
それと隆二さんが亡くなった時の弁護士費用です。
受け取って下さい。お願いします!」
「はぁ〜!そんなの貰えないって美波ちゃん」
私は昨日、お義父さんとお義母さんに話しをしていたので2人を見るとお義父さんが
「浩一。美波さんはあの時、離婚するつもりで家を出たのに隆二が急に亡くなっただろ?
やっと落ち着いていろいろ考えるようになったんだって。
美波ちゃんからお前達夫婦への感謝の気持ちらしいぞ」
「え〜、明日香どうすれば良いんだ?」
「美波さんの気持ちをありがたくいただくのが一番美波さんが喜ぶと思うけど?」
「本当にいいの?ケン!いいのか?」
「え?オレ?俺は社会人になったから自分の稼いだ金を貯めるし〜親の金なんか当てにしてないから大丈夫!
おじさん、おばさん。長い間本当にお世話なりました。ありがとうございました。」
涙ぐみながら浩一お義兄さんは
「じゃあ、美波ちゃん。ありがたく頂戴致します。ありがとう。」
とお義兄さんと明日香さんは頭を下げた。
「良かった〜!こちらこそありがとうございました!これからも末永くよろしくお願いしますね」
「うん。」とお義兄さんは頷いた。
家族で助け合うって、当たり前だけど思いやりと感謝の心があれば通じ合えると思えた。
私も少しは大人になれたのかなぁ〜ハハ。
こうして家族が仲良く暮らせるありがたさと
幸せを感じて私は生きている。
番外編 完