壊れるほどに愛さないで
「え?創立記念パーティー?」
『美野里から聞いてなかった?で、話は戻るけど、その時のパーティーの写真が集合写真含めて数枚ある。かなり人数が、多いし小さくしか写ってないから、確認作業が大変だと思うけど、君の知ってるヤツが居ないか、その画像を見てもらいたい』
(創立記念パーティー……って確か……)
美織に貸した、あのワンピースは、創立記念パーティーに参加する為に買ったと美野里から聞いた事を、ふと思い出す。
『聞いてる?』
「あぁ……聞いてる」
『ここからは、僕の仮説だけど、美野里と美織のストーカーは、同じだと思ってる。理由は、写真の撮り方と、ヘリウムガスを使った変声、パソコンで作成した手紙、全てが酷似してる。そして、美野里と美織の側にいる、共通する人物が、僕と君だ』
橘友也は、淡々と自身の仮説を述べていく。
それを聞きながら、俺は、あることに気づいた。そして、それは、橘友也も同じだろう。
「美織のストーカーが、始まった原因は、俺ってコトだよな」
『そうだよ。少なくとも、僕と付き合っていた三年間、こんなことはなかった。つまり、犯人は、君と美織の事を知った人物、僕は、君の知ってる人間の中に犯人がいるんじゃないかと思ってる』
『美野里から聞いてなかった?で、話は戻るけど、その時のパーティーの写真が集合写真含めて数枚ある。かなり人数が、多いし小さくしか写ってないから、確認作業が大変だと思うけど、君の知ってるヤツが居ないか、その画像を見てもらいたい』
(創立記念パーティー……って確か……)
美織に貸した、あのワンピースは、創立記念パーティーに参加する為に買ったと美野里から聞いた事を、ふと思い出す。
『聞いてる?』
「あぁ……聞いてる」
『ここからは、僕の仮説だけど、美野里と美織のストーカーは、同じだと思ってる。理由は、写真の撮り方と、ヘリウムガスを使った変声、パソコンで作成した手紙、全てが酷似してる。そして、美野里と美織の側にいる、共通する人物が、僕と君だ』
橘友也は、淡々と自身の仮説を述べていく。
それを聞きながら、俺は、あることに気づいた。そして、それは、橘友也も同じだろう。
「美織のストーカーが、始まった原因は、俺ってコトだよな」
『そうだよ。少なくとも、僕と付き合っていた三年間、こんなことはなかった。つまり、犯人は、君と美織の事を知った人物、僕は、君の知ってる人間の中に犯人がいるんじゃないかと思ってる』