俺は◯んで、幼なじみの体を乗っ取った
しばらくして制服を着た背丈が凪沙と同じくらいの可愛らしい女の子が出て来た。

バスの中でおばあちゃんと一緒にいた女の子だった。

「お待たせしました。近くに公園があるので、そこでお話をしませんか?」

「はい」

それから彼女に連れられて公園に行くと、空いているベンチに座った。

「大変な事故に巻き込まれてしまいましたね」

「はい。亡くなった方も沢山いました」

「結城さんは、もう体は大丈夫なの?」

「幸い大きなケガもなく済みました。生稲さんは?」

「何とか生きてます」

そう言っている生稲さんだけど、一緒にいたおばあちゃんは亡くなったと聞いていた。
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