俺は◯んで、幼なじみの体を乗っ取った
それから半年がたった。

俺は高校3年生になっていた。

クラス替えも行われたけど、大学進学を目指す俺と勇斗とSは同じクラスになった。

もちろん里香も。

ただ、萌歌だけは就職を希望している為、クラスは別々になってしまった。

クラスは違えど、親友である事に変わりはなく、休み時間になれば互いに会いに行った。

そして、これから大学受験が控えている。

凪砂の夢は医者になる事だ。

だから俺は凪沙に代わって大学受験に挑むつもりだ。

せっかく目指すなら最高の形で凪沙にバトンタッチしたい。

だから東京大学医学部を受験しようと思う。

学年で上位に入る俺の学力でも、むだまだ無謀な挑戦と言えた。

でも、絶対に合格する。

これは俺が凪沙の中に入ってから直ぐに導き出した答えだ。

それからは死ぬほど勉強をしている。

学校から帰ってからは1日8時間は勉強した。

夏休みにはその他に夏期講習に通った。

夏休みが終わる頃には俺の合格の確率は70%くらいまでにはなっていた。
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