俺は◯んで、幼なじみの体を乗っ取った
そして孝さんに電話をして事情を説明すると、直ぐに駆けつけてくれると言ってくれた。

電車を乗り継ぎ、鈴子さんの家の最寄り駅に着いた。

改札を抜けると公園に向けて一直線に走った。

公園の入り口に近づくと鈴子さんの姿が目に入ってきた。

孝さんはまだ来ていなかった。

「鈴子さんっ」

俺が大声で呼ぶと鈴子さんは静かに振り返った。

「結城さん…」

違う…

鈴子さんじゃない…

「華さん?」

「はい」

間に合わなかった…。

何で…

何で待っててくれなかったんだよ…。
< 278 / 368 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop