俺は◯んで、幼なじみの体を乗っ取った
思い出せないまま、華さんと別れて孝さんと一緒に帰った。

駅に向かう道中、孝さんは何か考え事をしており、時々何かを呟いていた。

でも、それを俺に話す事はなかった。

家に帰ると、まず里香に電話をした。

「もしもし、帰ったの?」

ワンコールするかしないで電話に出た。

「今帰った。もしかして待ってたのか?」

「うん」

「何か心配してたみたいだけど何だったんだ?」

「何でもない」

このように素っ気なく怒ったように言う時は、無理に聞き出そうとすると逆効果で、何も喋らなくなる。

こういう時は心配しているか不安な時の場合が殆んどで、安心させてあげるのが1番だった。
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