俺は◯んで、幼なじみの体を乗っ取った
「里香ちゃん、帰ろう」

「結城さん…」

「帰ろ」

「ごめんなさい。今日は用事があって急いで帰らなきゃいけないの」

前回も今回同様に一緒に帰ろうとすると、拒まれた。

やっぱり…

「里香ちゃん…お願い、一緒に帰って。話があるの」

私は里香ちゃんの手を握りしめ答えを待った。

「結城さん…わかった」

それから私と里香ちゃんは下駄箱で靴に履き替え学校をあとにした。

どこで話をしようか考えた。

歩きながら何気なく話した方がいいのか、座ってゆっくり話した方がいいのか迷った。
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