俺は◯んで、幼なじみの体を乗っ取った
結局は落ち着いて話せる、帰宅途中にある公園に寄った。

ベンチに座ると、変な沈黙の時間が続いた。

「里香ちゃん、話って言うのはね…」

「うん」

「里香ちゃん、もしかして…」

確信を持っていた訳ではない。

私の勘違いかもしれない。

もし間違いだったら秘密を知られてしまう事になる。

今になって迷いが生じてしまった。

「里香ちゃん…私の中にいるもう1人の私の存在に気付いてるんだよね?」

「・・・・・」

「そうなんでしょ?」

「うん…」

「いつから?」

「事故のあと、初めてあなたに会った時…」

「カッちゃんだって?」

「最初は信じられなかった。でも、私との接し方も話し方も…全てが三上くんだった。三上くんがあなたに乗り移ったって思えた。嬉しかったの。死んでしまっても、こうして結城さんと入れ代わって私と一緒にいてくれた。何も変わらず私を想ってくれた」
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