俺は◯んで、幼なじみの体を乗っ取った
今日も4時限目の授業が終わり、キャンパスを歩いているとヤツが後ろから追いかけてきた。

「どうだい?君たちにこの理論がわかるかい?」

「わからねーよ」

「小川さんはどうだい?」

「よくわかりません」

「やっぱりな。君が首席で合格したのは、たまたまだったんだよ。本来私が取るべきものだったんだ」

「すいません」

「里香、謝る事なんてないからな。首席で合格したのは里香の実力。こいつよりも頭が良かったんだから堂々としてろって」

「聞きづてなりませんね」

「あーうるせえな。お前、どっか行けよ。いちいち俺らに絡んでくるんじゃねえよ」

「今日の所はこれくらいにしとくよ。では、また明日」

鴨川は手を上げてそう言うと、急ぎ足で歩いて行った。

腹立つな。
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