俺は◯んで、幼なじみの体を乗っ取った
「あいつムカつくな」

「毎日来るよね」

「迷惑な奴だ」

「凪沙ちゃんに気があるんじゃないのかな?」

「俺ってより里香に興味があるんじゃないか?何かとライバル心むき出しにしてるしな」

「困るよね」

「無視しとけばいいよ」

「そうかな…」

里香とベンチに座りお喋りをしていると、遠くから黄色い帽子に黒いランドセルを背負った小学生がキョロキョロしながら歩いているのが見えてきた。

あれ?

もしかして、孝さん…。

孝さんは俺に気づくと小走りでそばまでやって来た。
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