俺は◯んで、幼なじみの体を乗っ取った
Sと凪沙は盛り上がっているとは言えないけど、それなりに話は弾んでいるようだった。

人のことはさておき、俺と小川と言うと、変な空気が流れていた。

小川は何かを話す訳でもなく俯いていた。

そして時折、俺と目を合わすと恥ずかしそうに目をそらした。

「小川は遊園地とか来たことあるのか?」

「じっ‥実は初めてなんです」

「初めて? 嫌いなのか?」

「来てはみたかったんですけど、連れて来てもらえなかったというか、なかなか機会に恵まれなかったというか…親が厳しいので…」
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