俺は◯んで、幼なじみの体を乗っ取った
学校から帰ると、久々に凪沙の家に行ってみた。

「克己くん、ご飯食べてく?」

「どうしようかな?」

「久々に来たんだから食べておいで」

「わかった、ご馳走になるよ」

セッちゃんに半ば強引にキッチンのイスに座らされた。

しばらくするとテーブルの上には次々と料理が運ばれてきた。

「克己くん、久しぶりに納豆キムチチャーハン食べるかい?」

「俺だけいいんですか?」

「そんなこと気にするんじゃないよ。食べるんでしょ?」

「はい」

するとセッちゃんは、鼻歌交じりに俺だけのチャーハンを作り始めた。

納豆の焦げた匂いとキムチの辛い香りが漂ってきた。
< 98 / 368 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop