余命１年の人生

夏と言えば、かき氷でしょ？アイスでしょ？スイカでしょ？風鈴に花火に祭り！

あ、それに海！プール

夏が大好きな私にとって夏は一大イベント！

それに初夏も名前に『夏』がついてるから大好きなんだよね

「なぁ、琴美は花火が打ち上げられてる黒で、初夏ちゃんは紫の色で紫陽花が描かれてる浴衣がすごく似合うと思う」

楓の言葉で初夏と顔を見合わせると

「楓『くん』さすがー」

楓の一言で纏まった私たち

楓とも夏休みの予定を立てていると、次の授業が始まるチャイムがなった

「あ、やばいつぎ移動じゃん」

「あー、ほんとだ！気がついたらもう私たち以外いないよ」

「うわ」

私たちは慌てて自分の席に戻り、教科書を持って教室を飛び出していく

その時一瞬視界が揺らいだけれど、何とか持ちこたえた