余命1年の人生
「かっこいい〜、これって大人気の帽子だよね?売り切れ続出で、なかなか手に入らないって聞いたことがある」

「かっけぇー、これにするわ」

楓が選んだ帽子を気に入ったらしい

「じゃあ、次はサングラスだね」

鮫島くんと何度か出かけたことがあるけど、いつも縁は黒くて、レンズの方は茶色い、そんなメガネをしている

「あ、たまには青もしてみようかな」

鮫島くんが手にしたのは、縁もレンズも青いサングラスだ

鮫島くんは全身鏡の前に経つと帽子とサングラスを付け始めた

黒い帽子に、青いメガネをつけた鮫島くん

すごくかっこよくて私の心臓はまたドキドキし始めた

え、なにこれ

私は自分の心臓を抑えてみると、新造がはや鐘を打ち始めた

「本当にかっこいい。これにするわ」

って言ってスマートにお会計まで行って、財布をポケットから出した
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