余命1年の人生
「んー?あー、琴美は小学校5年生のときで初夏ちゃんは中学だよ。最初俺は、この街にはいなかったんだ」

「えっ」

「まぁいわゆる、転校生だよ。おれ」

「そうだったのか」

小学校4年生の終りに俺は転校したから、楓が転校してきた時のこと、当然知らない

「あぁ、琴美は最初暗くてどこか大人しい印象だったけど俺に心開くと、すげーはしゃぐんだわ。可愛くて」

「俺も実は琴美と同じ小学校だったんだ。でも小学校4年生の終りに俺は転校してしまった」

「えっ!」

「多分1番の友達が転校してしまったから、暗くなっちゃったのかもしれねぇ」

その時はすごく悔やんだし、申し訳ない気持ちにもなった

でも…、

「でも、楓が琴美と仲良くなったから、琴美は明るくなったのかも」

「達哉…。」

その数年後、俺が街を歩いていると、スカウトされたって話を楓に話すと
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