余命1年の人生
「えっ、すげー」

「最初、俺だって売れなかった。たくさんの小さなライブハウスでライブを開いてみたりした。それでもお客さんもファンも増えなかった。まぁ最初から人気って訳でもなかったし、俺には似合わないのかもって思って1年半落ち込んでた時に今のマネージャーさんが、『ねぇ、このストリーム スペシャルって番組に出てみない?それをきっかけにバンバン宣伝してみたら、売れると思うの』って」

あの時のことは今でも覚えている

その時は初めて番組に出られる喜びの方が大きかった

「それで、それをきっかけに全国のCDショップで売れ始めて、今ではもう数え切れないくらいのファンが着いた。ライブ会場も少しずつ大きくなってきて、今では続けてきてよかったって思ってる」

「達哉…」

ストリーム スペシャルって番組は数々の新人アーティストを世に排出しているということは収録が終った後に気がついた

そのストリーム スペシャルで1枚目のシングル『Warning Shot』を披露したことがきっかけで俺たちは売れるようになった

今思えばマネージャーさんにすごく感謝している
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