余命1年の人生
ガッシャン

「さ、さめ…」

俺は無意識に琴美を抱きしめていた

やばい、もう、俺、抑えられない

俺は琴美の頭を抑えて、いつの間にか琴美にキスをしていた

「…んっ、」

間から漏れる琴美の声

朝から何やってんだって話だけど

隣に好きな女がいるのに、抑えられる人なんているのだろうか

「た、た、達哉…」

俺は名前を呼ばれるとやっと気がついた

「わ、悪い」

「ううん、びっくりしちゃった」

えへへと笑う琴美

可愛すぎてやばい

俺はもう一度琴美に軽く触れるだけのキスをすると

2人で顔を見合わせて笑った

笑う姿すらも可愛い

「こ、琴美って好きなやつとかいるのか?」

俺は気になってたことがあったから聞いてみた
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