余命1年の人生
「あ、今から帰ろうとしてたところなんですけど、蛍さんはどうします?」

俺らの間に沈黙が続いたけど、蛍さんは

「なら、俺が全員分送ってやるからちょっと待ってろ」

5分後

「琴美にまた明日来ること伝えてきた」

✬✫✬✫✬✫

「あれ、蛍さんと琴美は何歳離れてるんですか?」

後部座席から顔をのぞかせてる初夏ちゃん

「あれ、琴美から聞いてない?俺と琴美は4年くらい離れてるかな。俺はいま大学2年で20歳だな」

「そうだったんですか…だから車もってるんですね」

「かっこいいだろ?この車、琴美と一緒に選んだんだぜ」

周りは赤で統一されてて、ナビ部分はシックな色、ハンドル周りは黒になってい黒になっていてすごくかっこいい

「うち、母さんは仕事で、親父は琴美が小さいときに亡くなってな。だから、俺が親代わりってことになるのかな?」

楓「親父さんのこと聞きました!琴美から」

俺は初めて聞く言葉に驚きを隠せなかった
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