余命１年の人生

『じゃ早速委員会決めるか〜！強制じゃないから入りたい人だけ口で言ってくれー』

みんなは当たり前のようにめんどくさいと言わないばかりに沈黙を貫いている

『言わないなら俺が勝手に入れるけどなー？』

先生が黒板を見ながらそんなことを呟いたから加藤さんって男の子と姫川さんが挙手をした

『体育委員はいる！』

見事にハモった

『あはは〜、分かった！２人とも声が見事に揃ったな』

「ちょっと、なんでまたあんたとなんだよ！中学ん時もだったでしょ〜？」

「は〜？俺が最初から入りたかったんですけどねー！ねねが真似したんじゃねぇの？」

「とらが真似したんじゃん」

『まぁまぁ、２人ともわかったから落ち着け！』

加藤くんと姫川さんを先生が止めるとやっと言い合いは止まった