余命1年の人生
「あ、着いたぞ。ここだろ?初夏ちゃんの家」

「あ、ここです。ありがとうございます」

「また明日もお見舞い行くなら俺も大学終わったあとにでも行くか。遅くなったらまた俺が送ってやるからな」

「ありがとうございます!また明日です」

初夏ちゃんはそう言って家の中に入っていった

「次はどっちが1番近い?」

「あ、じゃあ俺お願いします。ここから歩いても近いくらいです」

「よし、楓くん了解」

初夏ちゃん家から楓の家はものの5分で着いた

「送ってくれてありがとうございます」

「いいんだよ。また明日な」

「俺ん家は事務所の近くなんで、ここから少し遠いですけど大丈夫ですか?」

蛍さんにそう言うと、ふっと笑って

「ドライブしたい気分だったからいいんだよ。今日も家に母さんはいないから家にひとりだし、家にいてもおかしくなりそうだったからな」

そう言ってくれて俺としてもすごく助かった
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