余命1年の人生
「あ、お母さん、おかえり!すぐ晩御飯作るね?」

姉貴は母さんに気づかれないようにぬいぐるみをサッとポケットしまった

「あら、そう?」

「母さん、たまには休んでなって!」

というか俺らよそよそしくねぇかな

「達哉、ほら、制服のままよ?着替えてきなさい」

「あぁ!」

俺は自室に行くと、ドアにもたれて膝を抱えて涙を流した

というか出てきた

琴美はしってたんだ。自分が危ないということ

病気にかかってること

だから俺に聞いてきたんだ

このこと友達たちに言った方がいいのか。

モヤモヤする

でも明日あたりにはみんなに言ってみようかな
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