余命1年の人生
「ご、めんね。ごめんね。すごく心配かけたよね。本当にごめんね?」

私も鮫島くんにつられて、涙が溢れた

私は点滴のしてない方で、鮫島くんの背中に腕を回した

「鮫島くん…」

私が顔を上げると、視線がぶつかった

あ、この感じ、久しぶりかもしれない

「キスしたい」

「えっ!」

鮫島くんは右手を私の耳元に置いて、顔を近づけてきた

と、突然過ぎて頭が追いつかないし、目をつぶるのも忘れて鮫島くんの顔を見ていたら

「目、瞑れよ。キスできねぇ」

目をつぶると、鮫島くんのキスが降ってきた

「やばい、ことちゃん、可愛い」

「起きたばかりで、まだ、脳が覚醒してないのに、」

「知るか、4年も俺らを心配させやがって、これは罰だ」

私たちは一度離れたけど、私は鮫島くんの腕を引き寄せてキスを落とした
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