余命1年の人生
「あー、及川さんのこと?」

「おいかわ?」

というか、達哉、私の頬を片手で抑えてるから私の顔は多分、変な顔

「先輩でね、私が分からない時はすぐどうしたの?って聞いてくるんだよね」

「ふーん」

どうしたんだろ?

怒ってる?

「きゃっ」

チクッとしたから何かと思って見てたら達哉が、首に吸い付いていた

「た、たつ」

「俺の印…。これでもう俺のものってわかるな」

達哉を押しのけて、姿見で確認すると確かについていた赤い跡

「なぁ、琴美…、まだ愛し足りないから、キスしていい?」

私が振り向くと、すぐさま達哉のキスが降り注いだ
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