余命1年の人生
「いや、絶対何かあるね?ことみんって呼ぶ時はだいたい変なこと考えてる証拠だもん」

「バレたか」

兄が私の耳元で喋ってるからすごくお酒臭い

「もう、お酒の匂いがすごい」

私が兄から離れると

「ことみってたまに康祐のところにいるよな?俺も行っていいのかわかんねぇけど」

康祐さんのこと兄も知ってるから当然出てくるわけだけど

「いいんじゃない?知らないけど」

私は制服のままだったことに気がついて、着替えに行く

下で兄が2缶目を飲んでいた

「飲みすぎでしょ?お兄ちゃんって酔うと誰かしらに抱きつくよね?さっきもだけど」

男の友達にも絡むんだよね

友達はもう慣れたって言ってるらしいけど
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