余命1年の人生
まぁ?私も満更でもない顔をしているらしい

私服に着替えて、1階に降りると兄は服を着ていて髪もふわふわで元通りになっていた

「いつの間に服きたの」

「琴美が着替えに上がった時だったかな」

今日もお母さんは帰りが遅いらしい

ダイニングテーブルには兄が作った料理が並べられていた

「今日もすごい…」

「まぁ、なんかあった時のために母さんに料理教わっててよかった」

蛍って昔から何でもできるよね

運動も勉強も料理も裁縫だって

私に何ができるって聞かれても何も出来ないって答えることが多いかもしれない

「まぁ食べるか、母さんって今日も夜中に帰ってくるらしいから先に食べちゃおうぜ」

「うん!いただきます」

ダイニングテーブルにはハンバーグにポテトサラダ、パスタサラダと、白ご飯だ

全部好きなものだから嬉しかった
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