余命1年の人生
「席つけ〜、鮫島はまた間に合わなかったのか!」

鮫島…達哉?なんか聞いたことがある名前のような…

まぁ、その鮫島くんって私の左隣の席なんだけどね

「すみません!遅れましたー」

「おぉ、鮫島来たか!まぁ理由があるんだろ?」

理由ってなんだろ?

「隣、綺菜実か!よろしくな!」

私は前を向いてて名前を呼ばれたことに気づかなかった

「え、あ、うん!よろしくね?えーと鮫島くん」

声が上擦ったー

どこだっけ?

後で誰かに聞いてみようかな

鮫島くんは相変わらず耳にイヤホンをして音楽を聴いていた
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