余命1年の人生
面会時間が終わるまで、楽しい話をしてくれた鮫島くん

とても面白くて私はいつの間にか一緒に笑いあったりしていた

「お?なんか面白い話してんな?俺も混ぜろ」って言って本屋さんから帰ってきたお兄ちゃんも話に加わった

その手には大きめの紙袋がさげられていた

一体どれだけの本を買ってきたのだろうか?

「琴美が退屈しないように本買ってきた。でも買いすぎたなこれ」

お兄ちゃんから紙袋を受け取って中身を見ると、また違うバトルロイヤル系の漫画だった

しかも全冊ある

「ありがと!お兄ちゃん」

「あぁ、喜んてくれてよかった!じゃあ俺はそろそろ帰るわ!拓弥先生がいるから寂しくはないと思う」

お兄ちゃんが拓弥先生の名前を出すと鮫島くんは驚いたを顔した

「兄貴が担当医なのか!」

お兄ちゃんだったの?
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