余命1年の人生
「お兄ちゃん!?」

なんか雰囲気似てるなーと思っていたら

「まぁ義理だけどな、兄は医者になってるのに俺は音楽をしている。最初は反対されて口もほとんど聞いてない状態だった」

そうだったのか

「まぁ、いまさっき話をしたら応援してくれてるから頑張らないとな」

「良かったね!認めてくれたってことだよ」

私が笑顔で言うと鮫島くんは何故か手で顔を隠した

なんで?

「まぁ帰るか!そろそろ面会時間も終わる頃だろうし」

「うん、お兄ちゃん鮫島くんありがとね?それとごめんね?心配してくれて」

「妹弱ってんのに放っておく奴いねぇだろ?俺のことはいいからゆっくり休め!」

「隣の席に琴美がいないのがすげー寂しいし、2人も早く元気になれよって言ってた」

初夏、楓、ありがとう…

みんなのためにも早く元気にならないとね!
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